銅線の 歩留まり を測ってみました
お久しぶりです。大阪ひよこです。今回は銅線の 歩留まり を測ってみました。
歩留まりとは銅線全体の重量に対して銅の重量がどのくらいの割合で入っているのかを言います。
もし全体の重量が100kgで銅の重量が60kgだった場合、歩留まりは60%となります。
銅線 と一言で言っても、種類が豊富にあるそうです。
普段、銅線をスクラップで扱っている方でも、あまり見かけない線が入ってきたら歩留りを測って銅線全体の重さに対して銅がどのくらいの割合で入っているのかを調べるようにしているそうです。
私は初心者なので、まず近くにあった銅線の歩留まりを測ってみました。
珍しい銅線かどうかわかりませんが身近にあった物が下の画像です。
銅線の 歩留まり を測る
1.全体の重量を測る
写真の一番左の線の歩留まりを測ってみました。
まずは、このままの状態の重さを測ります。重さは42,0gでした。
2.皮膜を剥いて銅と銅以外に分ける
次にカッターで銅線を剥きました。初めて銅線を剥いてみましたが、なかなか力のいる作業でした。
銅線の中味を分解して全体を測りました。当然重量は上の写真と同じでした。
分解した中身から銅線を取り除いて計量しました。皮膜は24,0gでした。
皮膜は測らなくても良いのですが、念のため間違いがないか確認しながら測りました。
3.銅の重量を測る
最後に銅線だけの重さを測りました。銅は18,0gでした。
4.計算して歩留まりを出す
計算の仕方を教わったのでやってみます。
全体が42,0g 中身が24,0g 銅が18,0g でした。
銅の重量 ÷ 全体重量 × 100 = 歩留まり(%)だそうです。
今回剥いた銅線を計算すると
銅の重量18,0g ÷ 全体重量42,0g × 100 = 歩留まり42,8571…(%)
この銅線の銅率は約43%となりました。
まとめ
銅線の価格は皮膜の内部で束になっている銅の太さや状態、剥きやすさによっても違うということなので、銅線と一言で言っても簡単には判断できない物みたいですね。
また機会があれば色々チャレンジしていきたいと思います。