銅線 の皮膜を剥いて ピカ線 にする方法
銅線 の皮膜を剥いて ピカ線 にする方法
銅線の皮膜を剥くとスクラップで非常に高価買取ができる ピカ線 を取る事ができます。
動画では機械を使って剥いていますが市販のカッターナイフで剥くこともできます。
銅をスクラップ屋に買い取りしてもらう際には「知っておくと得をする!銅や銅製品が高価買取される5つのポイント」もご確認ください。
“ピカ線”とは銅線の皮膜を剥いたもので依り集まった線の一本の断面が直径1,3mm以上の太さがあるものを指します。
端子など不純物が付いているもの、腐食や汚れのあるもの、緑青色に変色しているもの、依り集まった一本の断面が直径1,3mm未満のもの、メッキされているものなどは、ピカ線にはなりません。
未使用のクーラーパイプの皮膜を剥いた付き物なしの銅管や新品の銅板の断ちクズもピカ線ではありません。上銅という扱いになります。
1. 剥くべきか確認する
いざ、銅線を剥こうと考えても余り銅が含まれていない銅線なら良い効果を得られません。
例えば、銅線の断面を見た時に細かく芯が分かれているようなものは手間だけかかってしまいます。銅線はそのままでも買取が可能ですのであまり銅が取れそうにない銅線は剥かないようにしておきましょう。
2. 銅線を適当な長さにカットする
銅線は癖がついている事が多くまっすぐになっていることは少ないです。線剥きの機械に通す場合も手で剥く場合もまっすぐになっているのが望ましいので作業しやすい長さにカットします。動画では約1mほどに切り分けています。手で剥く場合は30cmくらいが良いかと思います。
この時に端子などの付き物もカットしておくのが良いでしょう。
3. 皮膜を剥いていく
動画の機械の場合は投入口を線の太さに合わせて選択しています。この時に付き物がついたまま投入すると機械が詰まってしまったり故障する恐れもありますので注意してください。
手で剥く場合は少し温めてあげると皮膜が柔らかくなりカッターの刃が入りやすくなると思います。
4. ピカ線になるか品定め
せっかく苦労して剥き終わった線でもピカ線で通るものと、そうでないものがあります。全てまとめてしまうと品位を下げられて買取になってしまいますので必ず綺麗な状態のピカ線のみでまとめるようにしましょう。メッキされた線、変色している線、細い線が出てきた場合はこれらも分けておくと良いです。
5. 保管に注意
ピカ線は放っておくと十円玉のように変色していきます。ある程度保管されておくのも高価買取の1つのポイントではありますが、品位が落ちてしまっては本末転倒ですので剥いてしまったら直ぐに持っていくなど、あらかじめ決めておく事をお勧めします。
まとめ
銅線から銅を取り出す事で高価買取が可能になりますが改めて以下の点にご注意ください。
- 太さが1本1,3mm以上である
- 付き物(端子、汚れ、紙など)がついていない
- 腐食や変色がない
- メッキされていない
- 綺麗な銅管や銅板はピカ線にはならない
これらをパスして初めてピカ線となります。
銅は一般的な金属の中でも高価買取が可能ですので上手にスクラップにしたいですね。