交換された後の電線には 銅 としての価値があるんですね
交換された後の電線には 銅 としての本当に価値があるんですね。
こんにちは!
今日は大阪で持込で買い取りました銅線について勉強したので、そのことについてお話ししたいと思います。
まず、銅についてですが、一番身近な物では10円玉です。
製造年が新しい物はオレンジに近い赤色で光って綺麗です。
実際に良く見るのは酸化してしまって、茶色っぽくなった物がほとんどですが。
銅線は電気を通しやすいので、多くの電線に使われています。
ただ空を見上げても赤く光るキラキラしたものは見えません。
当然ですよね(;^_^A
街中で見る電線は黒いゴムのようなもので覆われています。
ポリエチレン絶縁やビニル絶縁などが使われていることが多いようです。
場所によって使い分けたりしているようで、電線の中を切って見てみると、銅線の束が1つの物や、2つ・3つの間に綿のようなものをかませて1本の電線にしている物があります。
それを「単芯」「2芯」「3芯」と呼びます。
さて銅線をリサイクルする際には中の銅の部分が、全体に対しどれくらいの比重があるのかを調べる必要があります。
実際に何センチかを剥いてみて、銅線80%に対してそれ以外が20%など、割合を調べます。
その銅の割合を「歩留り(ぶどまり)」と呼び、上の例ですと「歩留り80%」となります。
そこから銅の重さが分かって買取となります。
もちろん単芯と3芯とでは歩留りも変わってきます。
色んな種類の電線が混じっていると、すぐには「歩留りいくら!」とは分かりません。
初めに触れた10円玉の酸化ですが、電線は被膜してあるので錆びることはありません。
切ると赤く光ったままの状態で出てきます。
光っているので剥いた状態のものは「ピカ線」と呼ばれています。
銅としての価値はいい方になります。
ただ時々、酸化ではなく焼けてしまい、茶色や黒くなってしまった物も出てきます。
そうなると価値は下がってしまいます。
他にも銅線の先に圧着端子などの金属のパーツなどがついているなど、違うものが混じっていても、価値は下がってしまいます。
交換された後の電線がその後どうなるのかなんて、普段から考える人はそんなに多くないと思います。
そんな中キチンと金属としてリサイクルされ、再利用されていることを実感出来ました(*^▽^*)