ハンダ には色々な種類があります!どれもリサイクル出来ちゃいます。
ハンダには色々な種類があります!どれもリサイクル出来ちゃいます。
こんにちは!!
昨日は朝からハンダの納入がありました。
前日から急に寒くなり、足元にひんやりとした風が吹く中での作業でしたが、初めてのことへの興味が勝り、寒さはそれ程感じませんでした。
金属初心者の私にとってハンダと言えば爪楊枝ぐらいの細さで、学校の授業で使ったものしか想像できません。
そういった物は「糸ハンダ」と呼ばれ、太さにも色々種類があります。
写真の物は糸のように細くて巻いてある状態で、これも初めて見ました。
あとは「棒ハンダ」と呼ばれる物もあり、これはまるで文鎮のようです。
糸ハンダでしたら、最近流行りのDIYなんかで使う方もいるようですが、まぁなかなか触れることのない物です。
もちろん成分も知りませんでした。
ハンダという金属があるのかと思っていたぐらいです(;^_^A
ハンダは錫と少しの銀と銅で出来ています。
割合は錫96.5:銀3:銅0.5の物が主流です。
中には錫60%に対して鉛が40%含まれる物もあります。
ただ鉛が入ると金属としての価値は下がってしまいます。
身近なもので言うと錫はタンブラーなどの食器が人気ですし、銀はアクセサリーが思い浮かびます。
今朝のものは私が知っているハンダとは全然違いました。
企業様で大量に使用し、どうしても出てしまうカスやクズです。
一般的に「ハンダ流れ」や「ハンダスラッジ(汚泥)」と呼ばれます。
今日見たのはハンダ流れで、文字通り流れて行っちゃったんだなと思うような、様々な形のものでした。
ただ銀色で光沢もあり、ちゃんと金属に見えました。
一方のハンダスラッジは「汚泥」と書くだけあって、石や砂の塊のように見えます。
色も白や灰色なので、「金属だよ」と言われなければ分かりません。
そんな金属に見えないものやカスやクズは
「産廃として処分されるものじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、金属のスゴイところで、キチンとリサイクルすれば使えるんです。
しかもゴミとして出すにはお金がかかります。
けど、リサイクルすれば逆にこちらからお支払いすることになります!
あとビックリしたのがクリーム状のハンダがあること!
小学校の授業でした版画みたいな感じで、穴の空いた板をハンダ付けしたい基盤に乗せ、その上からクリーム状の物を塗ると一遍に出来てしまう!!
という仕組みらしいです。
クリーム状のハンダはプラスチックのケースに入っているのですが、最後まで使い切るのは難しいです。どうしても側面や底に残ってしまいます。
使用期限もあり固くなって使えないものが出てしまいます。
それも同じでリサイクル出来てしまいます。
朝から色んなことに感心して、色んな新しいことに触れられた1日でした(^_^)