UPS はバッテリーを簡単に外せて買取単価をアップ出来る!
金属スクラップを取引する際に、少しの手間をかけることで単価が上がるとすればそれは「スクラップ屋が求めている状態でスクラップを渡す」ということです。今回のタイトルにある UPS を一例に紹介したいと思います。
UPS とは
UPSは無停電電源装置と言われるもので、予期せぬ停電時にパソコンの電源を確保してデータ破損を守ったり、雷の過電流からパソコンを保護できる機種もあります。
あまり馴染みのないUPSですが実物は「デスクトップパソコン!?」と一見思われるでしょう。最近のデスクトップパソコンはモニター一体型になったりしていますが、自作のパソコンであったり少し前のデスクトップに似ています。
背面は4口ほどの電源プラグの差し込み口になっています。
UPSを解体していく
それではUPSを先ほど述べた「スクラップ屋が求めている状態でスクラップを渡す」ように解体していきます。解体目的はスクラップ時の買取金額アップで、バッテリーの交換ではありませんのでご注意ください。今回使用する工具はプラスドライバーです。
1. 外カバーを外す
側面と上面を覆っている外カバーは底面にあるネジを外すことで外すことができます。
上から覗くとバッテリーが手前にあるのがわかります。
2. 前面パネルを外す
前面のパネルは、はめ込んである爪を外して取ります。さらに鉄パネルがあるので両サイドのネジを取り外します。
3. ケーブルを外してバッテリーを引き抜く
接続されているケーブルは軽く引っ張れば外れます。バッテリーも手前に引っ張るだけでした。側面から外せる構造のものも存在します。
4. それぞれに分ける
取り出したバッテリーは鉛(Pb)のシールドバッテリーと呼ばれるものです。本体残りは雑品として買取されます。
まとめ
今回の解体にはプラスドライバーで5分かかりませんでした。インパクトドライバーですと1台3分ほどで取り出せそうです。
買取金額を計算したところ1台あたり400~500円ほどアップするんではないかと思います。
もしUPSやパソコンをどう廃棄しようか悩まれている方は、前回紹介した「パソコンのHDD CPU メモリー マザーボード をスクラップで高価買取!」の記事と合わせて解体も検討されてはいかがでしょうか。